なんだか使い勝手が悪いな~にならないために【 収納編】

なんだか使い勝手が悪いな~という場所が家の中にありませんか?それはサイズがあっていないからかもしれません。人にはいろいろなサイズがあります。人の大きさはもちろん、動作の種類によっても必要なサイズ(寸法)は変わってきます。リフォーム時には使い勝手を現場で確認することがよくあります。目安のサイズはありますが、そこに住む人のサイズ感を加味してより使いやすいサイズ(高さや広さ)にしていきます。棚の高さや深さ、スイッチ類など基本を踏まえた上で住む人のサイズに調整してきます。

今回は目安になるサイズについての話です。

収納

これは使う人のサイズによって使い勝手が大きく変わってきます。収納しやすい高さは身長165㎝の人の場合、かがんで使えるのは床から33㎝以上の高さ、収納しやすい高さは床から56㎝~140㎝の間、肩より上に手をのばして使えるのは140㎝~身長の高さまで。手を伸ばして届くのは206㎝となります。これは身長によって変わります。書棚やタンスなどを作り付けにしたいなら高さが自分のサイズと合っているかを確認してみるとよくわかります。(%はすべて足元からの高さの割合)

足元収納        20%まで
かがむ姿勢の収納    20%~35%
使いやすい高さの収納  35%~85%
肩より上の収納     85%~100%
頭より上の手の届く収納 100%~125%

また収納する物によって適した棚の奥行きが決まってきます。

目安ですが
文庫本や辞書、トイレットペーパー、洗剤、化粧品・・・小物棚 15㎝
ハードカバーの本、雑誌・・・本棚 25㎝

食器、鍋、調理器具、靴・・・食器棚、靴箱 35㎝

衣類、バッグ、スポーツ用品・・・整理ダンス 45㎝
つるしてしまう服 座布団・・・クローゼット、洋服ダンス 60㎝
ふとん・・・押し入れ 80㎝

目的に応じて最適な奥行きがあります。棚などを考えるときは何をしまいたいのか自分の持ち物を整理してから考えると使いやすい棚ができます。

ドア

腕をまっすぐに伸ばした状態で無理なくノブを回せる(成人男性)高さは90㎝になります。幼児用では50㎝が標準。最近では大型のショッピングモールなどで子ども用のトイレを見かけるようになりましたが、ちょっと注意してみてください。大体その高さでドアノブがついているはずです。
スイッチ類は120㎝の高さが標準です。

手すり

水平の手すりだと、床から75㎝の高さ。壁からは3㎝~5㎝離れていて握るバーは2.8㎝~4㎝ぐらいまで。ついでに言えば、足元のつまずきやすい段差は2~20㎝ぐらいまでです。ちょっとした段差が転ぶ原因になります。

柵やフェンス

逆に動作しにくいということを目的としているものもありますね。柵やフェンス・・・またぎにくい、覗きにくい、飛びついても手が届かない・・・・などを目的としている物です。歩行中に覗けない高さの兵は180㎝、安心できるバルコニーなどの手すりの高さは110~120㎝、またぎにくい柵は60㎝となります。

普段何気なく使っている家具や住宅の設備も「使いやすいサイズ」を考えて作られていることがわかりますね。最近では収納なども作り付けにする方も多いのですが、できれば「何に使うか?」「どんな風に使いたいか?」をなるべく明確にすることをお勧めします。インテリアコーディネーターや建築士のいるリフォーム会社であれば、それにぴったりのサイズで提案してもらえると思います。